**「あれは座敷わらし?30年前、岩手の温泉宿で体験した不思議な夜」**

こんにちは、トッキーパパです。

皆さんは、「あれはいったい何だったんだろう?」と、何年たっても忘れられない不思議な出来事を経験したことはありませんか?

今回は、今から30年近く前、私が岩手県を訪れたときに体験した、少し怖くて、今となってはちょっと笑える不思議な出来事をお話しします。

岩手県での学術集会に参加

今から30年近く前のことです。

岩手県で開催されたある学術集会に参加することになりました。

会場は盛岡市内でしたが、ちょうど他の学会とも重なっていたため、会場周辺のホテルはどこも満室。そこで私は、盛岡市内から少し離れた温泉街のホテルに宿泊することになりました。

そのホテルは、昔ながらの趣のある温泉宿でした。

ヒノキを使った大きな浴槽もあり、「学会が終わったら、温泉に入ってゆっくりできそうだな」と思ったことを覚えています。

私が案内された部屋は、2階の角部屋でした。

このときは、まさかその夜に不思議な体験をすることになるとは、もちろん思ってもいませんでした。

温泉に入り、いつも通り就寝

学術集会は2日間の日程で開催されていました。

2日目の終了後、知人と一緒に食事をしてからホテルへ戻りました。

その後、楽しみにしていた温泉につかり、部屋に戻って午後11時頃には布団に入りました。

疲れていたこともあり、ほどなく眠りについたのだと思います。

ところが――。

しばらくすると、夢の中なのか現実なのか分からないような状態で、どこからか子どもの声が聞こえてきました。

「何だろう……?」 夢の中で、そんなことを考えていたように思います。

枕元を走り抜けた子ども

すると突然、その子どもが私の枕元を走り抜けようとしました。

私は反射的に、

「つかまえなければ!」

と思ったのでしょう。

とっさに手を伸ばし、その子どもの足をつかもうとしました。

しかし、つかむことはできません。

その瞬間――

パッと目が覚めました。

「……今のは何だったんだ?」

まだ寝ぼけた頭で考えていると、私は部屋の中の異変に気づきました。

消したはずのテレビがついている

部屋に置いてあったテレビの電源が入っていたのです。

しかも画面には番組が映っているわけではなく、

「ザーッ……」

という砂嵐のような映像が流れていました。

当時はまだアナログテレビの時代です。

私は、

「おかしいな。確かにテレビは消して寝たはずなんだけど……」

と思いながら、リモコンでテレビの電源を切りました。

しかし、ここからだんだんと頭が覚醒してきます。

すると、その頃、夏になるとよく放送されていた心霊番組の映像が次々と頭の中によみがえってきました。

「もしかして、この部屋……何かあるんじゃないか?」 そう考え始めると、急に怖くなってきたのです。

夜中の3時、フロントへ

時計を見ると、夜中の3時頃でした。

私はとうとう部屋に一人でいることが怖くなり、フロントまで行くことにしました。

幸い、フロントには係の方がいました。

私は部屋番号を伝え、

「実は、こんなことがあったんですが……。これまでにも、この部屋で同じようなことはありませんでしたか?」

と尋ねてみました。

すると、フロントの方はあっさりと、「いいえ、そんなことはありませんよ」とのこと。

特に驚く様子もありません。

「そうですか……」

私は少し拍子抜けしながらも、仕方なく部屋へ戻ることにしました。

部屋の扉を開けるのが怖い

ところが、部屋の前まで戻った私は、なかなか扉を開けることができませんでした。

なぜなら、そのとき私の頭の中に、突然こんな想像が浮かんだからです。

「もし扉を開けたら、部屋の中に老婆が座っていたらどうしよう……」

今考えれば、完全に心霊番組の影響です。

しかし、そのときの私は本気で怖がっていました。

私は恐る恐る扉を少しだけ開け、そっと部屋の中をのぞきました。

……誰もいません。

もちろん、老婆も座っていません。

「よかった……」

心底ほっとして部屋の中に入りました。

とはいえ、もう電気を消して眠る勇気はありません。

結局、部屋の電気を全部つけたまま、布団を頭からかぶるようにして朝まで眠りました。

「それ、座敷わらしじゃないの?」

翌日、知人にこの出来事を話しました。

すると、

「心霊番組の見過ぎだよ!」と大笑いされてしまいました。

さらに、

「枕元を走り抜けた子どもって、座敷わらしじゃないの?」とも言われました。

岩手県といえば、座敷わらしの話で知られる土地でもあります。

そう言われると、「もしかしたら本当に……?」と、少しだけそんな気もしてきます。

あの夜の出来事は何だったのか

今回の体験は、人に話せば笑い話なのかもしれません。

疲れていたために夢を見ただけだったのかもしれません。

テレビについても、私が消したつもりになっていただけなのかもしれません。

そして、当時よく見ていた心霊番組の影響で、必要以上に怖くなってしまっただけなのかもしれません。

そう考えれば、すべて説明できそうです。

でも――。

夢の中で枕元を走り抜けた、あの子どもはいったい何だったのでしょうか。

知人が言ったように、もしかすると座敷わらしだったのでしょうか。

30年近くたった今でも、ときどき思い出す不思議な出来事です。

皆さんにも不思議な体験はありますか?

今回は、私が温泉宿で体験した「少し怖くて、ちょっと笑える不思議な話」をご紹介しました。

今となっては笑って話せますが、あの夜の私は本気で怖かったことを覚えています。

皆さんは、今でも「あれは何だったんだろう?」と思うような不思議な体験をしたことがありますか?

心霊体験、不思議な夢、偶然とは思えない出来事などがありましたら、ぜひコメントで教えてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。